A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
「美樹ちゃん、朝までに熱が引いてくれるといいんだけどね・・・」
コーヒーを飲みながら、悠が呟いた。
アヤカシの攻撃によるダメージならいくらでも癒せるが、人間の病気は、当然悠の力では治療する事が出来ない。
今日は喫茶店『free-time』は定休日だが、美樹は昨日無理を押して仕事をしたせいか、夜になって39度6分という高熱を出していた。
悠が救急の医者に連れて行こうとしたのだが、美樹はそれを断って。
「もう、子供じゃないんだから、今夜はこのまま市販の薬を飲んで寝るわ。一晩眠って、まだ下がらなかったら、ちゃんとお医者さんに行くから」
日付が変わる前、アヤカシ退治に出掛ける直前に彩が美樹の部屋を覗くと、ぐっすりと眠っていたらしい。
「高熱だからなぁ。明日もムリっぽかったら、あたしが医者に連れて行くよ」
コーヒーを飲み終えて、おやすみぃ~、と、彩がリビングを出て行こうとした時だった。
カタン、と物音がして振り向くと、そこには美樹が立っていた。
コーヒーを飲みながら、悠が呟いた。
アヤカシの攻撃によるダメージならいくらでも癒せるが、人間の病気は、当然悠の力では治療する事が出来ない。
今日は喫茶店『free-time』は定休日だが、美樹は昨日無理を押して仕事をしたせいか、夜になって39度6分という高熱を出していた。
悠が救急の医者に連れて行こうとしたのだが、美樹はそれを断って。
「もう、子供じゃないんだから、今夜はこのまま市販の薬を飲んで寝るわ。一晩眠って、まだ下がらなかったら、ちゃんとお医者さんに行くから」
日付が変わる前、アヤカシ退治に出掛ける直前に彩が美樹の部屋を覗くと、ぐっすりと眠っていたらしい。
「高熱だからなぁ。明日もムリっぽかったら、あたしが医者に連れて行くよ」
コーヒーを飲み終えて、おやすみぃ~、と、彩がリビングを出て行こうとした時だった。
カタン、と物音がして振り向くと、そこには美樹が立っていた。