A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
 自然豊かな場所だと言うから、何処かの山奥なのだろうか?
 電気も電話もない、もちろん携帯の電波も通じない。
 そんなサバイバル的な場所に、彩は興味があったが・・・。


「じゃあ、俺達は行くよ」


 悠は立ち上がる。
 諒も、彩の肩をぽんぽん、と叩くと、店の入り口に向かう悠に続いた。


「いってらっしゃい、2人とも」


 美樹が、その後ろ姿に声を掛けた。
 悠は少しだけ、肩越しに振り返って。


「行ってきます」


 そう言って、店から出て行く。
 その後に、諒も軽く片手を上げて、店を出て行った。
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