A-YA-KA-SHI☆バスター!!【Ⅱ】
 時が止まる場所。
 悠が言ったその言葉が、まさにぴったり合っているような気がして、美樹はぶるっと身震いした。


「なぁ、美樹」


 布団に仰向けになり、天井を見つめながら彩は言った。
 なぁに? と美樹は振り向く。


「多分ここ、あたし達が住んでいる現実世界じゃないよ」
「は???」


 今、彩は普通に凄いこと言ってなかったか。
 美樹は這いずるようにして彩の隣に移動した。
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