絶対日記『REWRITE』
電話機を投げ、布団を蹴る。枕をつかむと壁にバンバン投げつけ、MDコンポをガンガン殴った。
「誠!落ち着け!」
「これが、落ち着いていられるか!」
暴れる誠を、麗菜が必死に抑える。二人は息が切れると同時に、時計を見た。
11時、59分。
その途端、誠はヘタリと座り込んだ。
「死にたくない……」
そう呟いた誠は、急に放心状態になった。もう、何も考えられない。
「うわああああ!」
誠は蹲ると、大泣きした。
「くそ!誠を助けろ!くそ!」
麗菜も涙が溢れてくる。何が何だかわからず、とりあえず日記帳を引き裂こうとする麗菜。しかし、ビクともしない。そのとき、運命の時が来た。
ゆっくりと時計を見る麗菜。それと同時に、秒針は0時を指した。
「あ……」
声も出ない麗菜。その場に倒れ込むように、ヒザから座った。そのときだった。
「……え?」
誠が、生きている。
「おい、誠……」
「うわあああ!」
「落ち着けって!時計!時計、見ろ!」
「なんや、死の秒読みでもしろって言うんか!……え?」
誠も時計を見る。確かに、0時を回っている。
「…どういう事や?」
唖然とする二人。顔を見合わせる。
「とりあえず……助かった…」
安堵の息を漏らす誠。それは、麗菜も同じだった。
「よかった……」
嬉しくて、二人で泣いた。しばらくすると、だんだん冷静さを取り戻した。
「誠!落ち着け!」
「これが、落ち着いていられるか!」
暴れる誠を、麗菜が必死に抑える。二人は息が切れると同時に、時計を見た。
11時、59分。
その途端、誠はヘタリと座り込んだ。
「死にたくない……」
そう呟いた誠は、急に放心状態になった。もう、何も考えられない。
「うわああああ!」
誠は蹲ると、大泣きした。
「くそ!誠を助けろ!くそ!」
麗菜も涙が溢れてくる。何が何だかわからず、とりあえず日記帳を引き裂こうとする麗菜。しかし、ビクともしない。そのとき、運命の時が来た。
ゆっくりと時計を見る麗菜。それと同時に、秒針は0時を指した。
「あ……」
声も出ない麗菜。その場に倒れ込むように、ヒザから座った。そのときだった。
「……え?」
誠が、生きている。
「おい、誠……」
「うわあああ!」
「落ち着けって!時計!時計、見ろ!」
「なんや、死の秒読みでもしろって言うんか!……え?」
誠も時計を見る。確かに、0時を回っている。
「…どういう事や?」
唖然とする二人。顔を見合わせる。
「とりあえず……助かった…」
安堵の息を漏らす誠。それは、麗菜も同じだった。
「よかった……」
嬉しくて、二人で泣いた。しばらくすると、だんだん冷静さを取り戻した。