絶対日記『REWRITE』
……何や、A級って?

布団にドサリと転がる誠。

「とりあえず、明日にならなわからんな…」

友美が話してくれるかどうか…誠は、それが心配だった。

「……」

考えても、仕方が無い。そう思った誠は起き上がると、日記帳を広げペンを取った。

「明日の日記、とりあえず書かなあかんな」

そう呟いたとき、追加ルールが頭に浮かぶ。


『1日、一つの事柄のみ、記入できる』


前は、いくつも書けた。

「何でや…」

気になるが、わからない。

「とりあえず、書こう」

誠は日記帳にペン先を当てた。

「うーん、何、書こう……」

しかし特に、書くことは無かった。本当は、『明日、友美ちゃんが日記について話してくれる』と書きたかった。でも、誠はもうそんな事はしたくなかった。

「適当で、ええか…」

誠は、明日の日記を書いた。




9月17日 予想日記
朝、8時丁度に起きた。




「これで、ええや」

ペンを置くと、再び布団に転がった。

「とりあえず…とりあえず、明日やな…」

静かに呟く誠。

「日記…一体何やねん、これ…」

色々あって精神的にかなりまいっていた誠は、少しの間目を閉じた。
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