絶対日記『REWRITE』
「あ……」

友美の表情が、激変した。その表情から、それは悪い事だと言う事がすぐにわかった。

「え?どうしたん?」

麗菜が聞く。

「…とにかくここじゃ、ちょっと」

友美はそう言って、教室を出てスタスタと歩き出した。その表情は、怯えている様子だった。誠と麗菜は、友美の後に続く。校舎を出て校門を抜けると、人気の無い場所で友美は立ち止まった。

「どうしたんや、友美ちゃん」

誠が聞く。

「これ、いつ発動したん?」

「え?この意味、知ってるん?」

「いつ?!」

何やら慌てている友美。

「昨日やけど…」

「大変な事になった……」

友美は、頭を抱えてその場に蹲った。

「大変な事って?」

わけがわからない麗菜と誠。言葉も出ない様子の友美。

「友美ちゃん。教えてほしい。追加ルールのせいで、千里ちゃんを生き返されへんようになってしまったんや。何か、方法は無い?」

誠が聞く。

「そんな事言ってる場合じゃない!」

叫ぶ友美。

「え?」

全然理解できない二人。

「これが、どういう意味かわかってるん?!」

気が気でない様子の友美。

「どういう意味や?」

「いつ?!発動したのは、いつよ?!厳密な、時間は?!」

「厳密な時間まではわからんけど…昨日の夕方、帰って日記見たときにはもう追加ルールがあった」
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