絶対日記『REWRITE』
「死にたくない!誰か、助けて!」
誠はパトカーに乗せられ、見えなくなった。
誠の家。
秋子は誠がパトカーで連行された様子を見て、携帯電話を手に取った。
プルルルル、プルルルル……
ピッ
「もしもし?」
「ああ、お父さん」
電話の相手は、春男だった。
「誠…気づいたみたい」
「そうか……で、もう、逮捕されたんか?」
「うん、今連れていかれたわ」
しばらく、無言が続く。
「あの子も、アホやなぁ。間違って麗菜君を20日に殺してしまうからって、何も自分を死刑にせんでも」
秋子が言う。
「いや、立派やったんちゃうか?」
「そうかもしれんけど……それにしても、びっくりしたわ。9月3日の日、あの子が急に自殺するって言い出すから……麗菜君の件は、誤解やのに……」
涙を流し、言う秋子。
「これで、よかったんや。俺たちは、あの子の言う通り、最後まで結末をバラさんかった」
春男も、泣いている様子だ。秋子は電話を切ると、キッチンの棚を開け、日記帳を取り出した。
「さて…日記書かな」
秋子はペンを取ると、日記を書いた。
−完−
誠はパトカーに乗せられ、見えなくなった。
誠の家。
秋子は誠がパトカーで連行された様子を見て、携帯電話を手に取った。
プルルルル、プルルルル……
ピッ
「もしもし?」
「ああ、お父さん」
電話の相手は、春男だった。
「誠…気づいたみたい」
「そうか……で、もう、逮捕されたんか?」
「うん、今連れていかれたわ」
しばらく、無言が続く。
「あの子も、アホやなぁ。間違って麗菜君を20日に殺してしまうからって、何も自分を死刑にせんでも」
秋子が言う。
「いや、立派やったんちゃうか?」
「そうかもしれんけど……それにしても、びっくりしたわ。9月3日の日、あの子が急に自殺するって言い出すから……麗菜君の件は、誤解やのに……」
涙を流し、言う秋子。
「これで、よかったんや。俺たちは、あの子の言う通り、最後まで結末をバラさんかった」
春男も、泣いている様子だ。秋子は電話を切ると、キッチンの棚を開け、日記帳を取り出した。
「さて…日記書かな」
秋子はペンを取ると、日記を書いた。
−完−