絶対日記『REWRITE』
誠はペンを置くと、再び大の字になって寝転んだ。
9月9日。
誠は起き上がると、一階に降りて行った。秋子は、すでに朝ご飯を食べていた。
「あ、おはよう誠。……誠?そう言えばその顔の傷、どうしたん?」
一昨日、チンピラとケンカしてできた傷に気づいてそう言った。
「え、ちょっと転んだだけ」
誠は少し俯いて言った。
「そう?それにしては酷いけど……あ、もうちょっとしたら、お父さんのお通夜やから」
「俺……やめとくわ…」
誠は無表情でそう言った。
「なんで?!」
疑問に思った秋子が聞く。
「行きたくないねん……気分悪い…」
「でも、お父さんのお通夜やで?後、警察の方が今日お通夜にお見えになるから、辛いと思うけど、お通夜が終わったら話を……」
「ごめん…」
「あ、ちょっと誠!」
そう言うと、誠は秋子を無視して自分の部屋に戻った。
……何でやろ…こんな偶然あるんやな…よりによって、麗菜をひいたのがお父さんやったなんて…ってゆうか、お父さん……ひき逃げなんて…最低やな……
どうしても信じられないが、現実を受け入れるしかなかった。
9月9日。
誠は起き上がると、一階に降りて行った。秋子は、すでに朝ご飯を食べていた。
「あ、おはよう誠。……誠?そう言えばその顔の傷、どうしたん?」
一昨日、チンピラとケンカしてできた傷に気づいてそう言った。
「え、ちょっと転んだだけ」
誠は少し俯いて言った。
「そう?それにしては酷いけど……あ、もうちょっとしたら、お父さんのお通夜やから」
「俺……やめとくわ…」
誠は無表情でそう言った。
「なんで?!」
疑問に思った秋子が聞く。
「行きたくないねん……気分悪い…」
「でも、お父さんのお通夜やで?後、警察の方が今日お通夜にお見えになるから、辛いと思うけど、お通夜が終わったら話を……」
「ごめん…」
「あ、ちょっと誠!」
そう言うと、誠は秋子を無視して自分の部屋に戻った。
……何でやろ…こんな偶然あるんやな…よりによって、麗菜をひいたのがお父さんやったなんて…ってゆうか、お父さん……ひき逃げなんて…最低やな……
どうしても信じられないが、現実を受け入れるしかなかった。