絶対日記『REWRITE』
誠は職員室を出ると、校舎を出て自転車にまたがった。
「あ…筆箱、教室に忘れた……」
別にあまり必要ではないが、筆箱を取りに戻ることにした。誠は自転車から降りて教室に向かった。教室にはもう誰もいなかった。机に、夕日が乱反射してところどころ光り、少し綺麗だった。誠は自分の机の中から筆箱を取り出すと、ふと千里の机を見た。すると、机の中には日記帳が入っていた。
「あ!千里ちゃん、日記帳忘れてるわ」
誠は千里の机に行くと、日記帳を取り出した。
「これも、家に届けてあげよかな」
誠は千里の日記帳をカバンに詰め込んだ
。
「でも……千里ちゃんって、日記帳にどんなん書いてるんやろ……」
誠は少し良心が痛んだが、好奇心には勝てなかった。
「ちょっとぐらい、別にええでな……」
誠はゴクッと生唾を飲み、ゆっくりと日記帳を開いた。
「……え……何やねんこれ……」
日記帳に書かれている内容に、誠は自分の目を疑った。
(千里の日記)
9月4日
クラスの誠君に話かけられ、仲良くなる。
9月5日
パス。
9月6日
田島君が誠君のサイフを盗み、麗菜君がかばう。
「あ…筆箱、教室に忘れた……」
別にあまり必要ではないが、筆箱を取りに戻ることにした。誠は自転車から降りて教室に向かった。教室にはもう誰もいなかった。机に、夕日が乱反射してところどころ光り、少し綺麗だった。誠は自分の机の中から筆箱を取り出すと、ふと千里の机を見た。すると、机の中には日記帳が入っていた。
「あ!千里ちゃん、日記帳忘れてるわ」
誠は千里の机に行くと、日記帳を取り出した。
「これも、家に届けてあげよかな」
誠は千里の日記帳をカバンに詰め込んだ
。
「でも……千里ちゃんって、日記帳にどんなん書いてるんやろ……」
誠は少し良心が痛んだが、好奇心には勝てなかった。
「ちょっとぐらい、別にええでな……」
誠はゴクッと生唾を飲み、ゆっくりと日記帳を開いた。
「……え……何やねんこれ……」
日記帳に書かれている内容に、誠は自分の目を疑った。
(千里の日記)
9月4日
クラスの誠君に話かけられ、仲良くなる。
9月5日
パス。
9月6日
田島君が誠君のサイフを盗み、麗菜君がかばう。