絶対日記『REWRITE』
「去年の事…覚えてる?私、誠君にラブレターを渡したの。恥ずかしいけど、必死に想いを伝えたくて。誠君がメンクイだったの知ってたし、私なんか認めてくれないこともわかってた」
千里は近くの机のイスに腰をかけた。
「それでも、ただ想いを伝えるだけでよかった。それなのに……君は、破ったんだよ?一生懸命書いた、想いを詰め込んだ手紙を。私がどんな気持ちになったかわかる?」
誠は表情を濁した。
「……千里ちゃん、やっぱりあのとき、破るとこ見てたんか……。それは、ホンマに悪かったと思ってる。でも、それで……それだけで、ここまでしたんか?やり過ぎやろ!」
「それだけで?何よ、それだけって!」
千里は机をバンと叩き、立ち上がった。
「私がどういう気持ちになったかわかるの?必死に書いた手紙を破られたときの気持ち……。だから、私は君に復讐を誓った。そして、幸い、私はこの日記帳を教えてもらった。日記帳の力で復讐しようと思った。君の絶望を見せてもらってね。気づかなかったの?」
「え?」
「実は、君の部屋に無数の監視カメラをつけてるんだ。超小型のね。小さ過ぎて気づかなかったよね。大事な人を失ったときのリアクション……最高だったよ」
「お前……最低や……」
「でも、もういいや。日記帳も見られちゃったし……そろそろ、終わり。その日記帳の、次のページを見てみて」
誠は日記帳のページをめくった。
千里は近くの机のイスに腰をかけた。
「それでも、ただ想いを伝えるだけでよかった。それなのに……君は、破ったんだよ?一生懸命書いた、想いを詰め込んだ手紙を。私がどんな気持ちになったかわかる?」
誠は表情を濁した。
「……千里ちゃん、やっぱりあのとき、破るとこ見てたんか……。それは、ホンマに悪かったと思ってる。でも、それで……それだけで、ここまでしたんか?やり過ぎやろ!」
「それだけで?何よ、それだけって!」
千里は机をバンと叩き、立ち上がった。
「私がどういう気持ちになったかわかるの?必死に書いた手紙を破られたときの気持ち……。だから、私は君に復讐を誓った。そして、幸い、私はこの日記帳を教えてもらった。日記帳の力で復讐しようと思った。君の絶望を見せてもらってね。気づかなかったの?」
「え?」
「実は、君の部屋に無数の監視カメラをつけてるんだ。超小型のね。小さ過ぎて気づかなかったよね。大事な人を失ったときのリアクション……最高だったよ」
「お前……最低や……」
「でも、もういいや。日記帳も見られちゃったし……そろそろ、終わり。その日記帳の、次のページを見てみて」
誠は日記帳のページをめくった。