性悪幼なじみの彼女

授業を終えて教科書やノートを机にしまっていると正面に座った女の子が振り向いた。


「恋華、やっとお昼休みだね？」

「うん、そうだね。」

「今日もダーリンと一緒？」

「だ、ダーリンなんて…恥ずかしいからやめてよ。」


恥ずかしそうに俯きながら答えると女の子がギュッと抱きついてきた。


この女の子は、町田亜子（ﾏﾁﾀﾞ　ｱｺ）

ショートの髪がよく似合う元気な女の子


「可愛い！恋華、あなた本当に可愛いよね？
あの宮野くんの彼女なだけあるわ！」

「そんな、陽樹くんに私は勿体無いくらいだよ。」

「まったく、恋華ってば。
あ、王子様のお迎えだよ」


亜子ちゃんの言われて廊下を見ると優しい笑顔を浮かべた陽樹がいた。