性悪幼なじみの彼女

はぁ、とあからさまに深い溜め息をつく陽樹に殺意が芽生えそう。

んけわからんことを言いだした奴が溜め息つくなっての！


「いやさ、オレがめちゃくちゃモテるの知ってるだろ？」

「うん、知ってるね」


事実とは言え自分で言う陽樹に冷たい視線を送ってしまう

自分で言うなよ。
どんだけナルシストなんだ？

「だから、高校では彼女を作ろうと思ったんだよ。」

「へぇ～。作りゃいいじゃん。
あたしには、関係ないし。」

冷めた返答をすると、陽樹は明らかに不機嫌そうな顔になった。


なんでだよ。
関係ないの事実じゃん。