大好きな君へ
プロローグ
「ッ・・・なんで・・なん、で・・・ひなぁ・・・」
泣かないで。
あなたが泣くとわたしも悲しい。
あぁ。
こんなことならもっとあなたのそばにいるべきだった。
もっとあなたを想ってあげるべきだった。
あなたは人一倍寂しがりだから、
わたしがそばにいないといけないのに。
わたしが愛してあげないといけないのに。
ごめん。ごめんね。
わたしが先にいってしまうことを許して。
死んでしまっても、わたしはあなたを
ずっとずっと、想い続ける。
だから泣かないで。
神様
わたしはこの人を1人にすることなんてできない。
せめて、
せめてこの人に新しい人が、
わたしの他にこの人を愛してくれるひとが現れるまで、まだ生きていたい。
どうか、わたしが安心できるまで、
この人を見守らせてください。