大好きな君へ
プロローグ

「ッ・・・なんで・・なん、で・・・ひなぁ・・・」



泣かないで。

あなたが泣くとわたしも悲しい。


あぁ。
こんなことならもっとあなたのそばにいるべきだった。
もっとあなたを想ってあげるべきだった。


あなたは人一倍寂しがりだから、

わたしがそばにいないといけないのに。
わたしが愛してあげないといけないのに。


ごめん。ごめんね。

わたしが先にいってしまうことを許して。

死んでしまっても、わたしはあなたを
ずっとずっと、想い続ける。

だから泣かないで。





神様


わたしはこの人を1人にすることなんてできない。


せめて、

せめてこの人に新しい人が、
わたしの他にこの人を愛してくれるひとが現れるまで、まだ生きていたい。



どうか、わたしが安心できるまで、





この人を見守らせてください。



< 1 / 3 >

この作品をシェア

pagetop