千紫万紅~君と見たい景色~
「桃歌達これからファミレスにご飯行くんだけど、萩野さんも行こうよ。」


「うん。」


「そんじゃ、レッツらゴー☆」


教室を出ていく和咲達を目で追う悠晴に、風馬は呆れ顔。



「いい加減告白したら?」


「!うるせーよ。何の脈絡もなくできっか。」


「きっかけがあればするの?」

「………。」





「なぁ~俺らも昼飯行こうぜ?腹へった!」


「……。はぁ、陽は本当にデリカシーというものが無いね。」

「あんだとー!!」



「あーもういいから行くぞ!」


陽のあげた大声に、クラスメイトの注目を多少浴びてしまったので、とりあえず教室から出ようと悠晴は2人を押したのだった。
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