千紫万紅~君と見たい景色~
一喜一憂の出来事
期末テストの数日後、和咲は次の授業に使う資料をなずなと共に図書室で探していた。
「ごめんねー、手伝ってもらっちゃって。」
「いえ、資料探しなら私にも出来ますから。それに、いつもリクエスト聞いてもらっているので。」
なずなは探し物が下手らしく、探していると物が散乱し同じ場所を何度も探す為、一向に見付からない。
なので、図書室で本を読んでいた和咲は見兼ねて手伝うと申し出たのだ。
図書室に置く本の希望を司書にプッシュしてくれているお礼も兼ねて。
20分程経った頃、それらしき冊子を和咲は見つけた。
「先生?もしかして、これじゃないですか?」
「え?あーそれそれ!ありがとう!」
「先生、気を付けてください。その辺はまだ片付けて…」
「へっ?きゃっ!!」
ドサッ、バサバサバサッ……
「――――っっ!!」
床に物が散乱した状態で移動しようとしたなずなは案の定躓き、持っていた古い資料をばらまいてしまった。
大量に積もった埃も一緒に。
「ごめんねー、手伝ってもらっちゃって。」
「いえ、資料探しなら私にも出来ますから。それに、いつもリクエスト聞いてもらっているので。」
なずなは探し物が下手らしく、探していると物が散乱し同じ場所を何度も探す為、一向に見付からない。
なので、図書室で本を読んでいた和咲は見兼ねて手伝うと申し出たのだ。
図書室に置く本の希望を司書にプッシュしてくれているお礼も兼ねて。
20分程経った頃、それらしき冊子を和咲は見つけた。
「先生?もしかして、これじゃないですか?」
「え?あーそれそれ!ありがとう!」
「先生、気を付けてください。その辺はまだ片付けて…」
「へっ?きゃっ!!」
ドサッ、バサバサバサッ……
「――――っっ!!」
床に物が散乱した状態で移動しようとしたなずなは案の定躓き、持っていた古い資料をばらまいてしまった。
大量に積もった埃も一緒に。