千紫万紅~君と見たい景色~
「まぁ~なんだ、遠くから見てるだけじゃ何も始まらん。手始めに、一緒に帰ってみるとかしたらどうだ?…うん、そうだ、それがいい、そうしろ!恋の先輩からの有難い言葉だ、よく覚えておけ!じゃまた明日な。きーつけて帰れよ!」




一人納得して、更に変な格言を残して雨島は去っていった。



「……。んなこと、言われなくても分かってるつーの!」



分かっていてもなかなか実行に移せない悠晴の叫びであった。
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