千紫万紅~君と見たい景色~
「みんなお待たせ~!今日はチャーハンよ。八雲、九雲スプーン並べてくれる?」


「「は~い!」」



話しているうちにだいぶ時間が経っていたらしい。

藍と四朗と七穂がチャーハンを、三夜と二葉がお茶とコップを、それぞれ人数分運んできた。

大部屋には横に長いテーブルが2台あり、それぞれそこに並べ始める。



「ねぇ一護兄、和咲姉の隣の奴誰?」


「さぁ?帰ってきたらいた。八雲と九雲は彼氏だって騒いでたけど。」


「彼氏!?ありえねーだろ。和咲姉の性格からして。」


「だよな、俺もそう思う。多分買い物袋提げてた藍姉あたりが誘ったんだろ、皆で食べた方が楽しいとか言って。」


「あ~それはありえる。」
< 37 / 101 >

この作品をシェア

pagetop