千紫万紅~君と見たい景色~
「最初言われた時ね、和咲のことこれだけ考えてくれているんだと思って嬉しかったの。でもこの間のこともあるしお祭りは…って断ったの。」
だが悠晴は、何度断られても藍に頼み込んでいた。
「でも、それから毎日来てくれてね。どうしてもって。」
そして昨日、藍は一度本人に聞いてみるわ。と承諾し、雷と霞に相談するとやはり本人にということになって今に至る。
「ねぇ和咲。私達は家族なの。血の繋がりが無くても家族なの。言わなくたって皆そう思ってるけど、言わなくちゃ分からないこともある。したいことがあるなら言って欲しい。」
目線を合わせて、途中涙声になりながら藍は言う。
「まず始めにお祭り行こ?花火見よ?あ、でも悠晴君誘ってくれてるんだし、一緒に行ってきたらどう?」
「か、考えてみる……」
たくさんの感情が渦巻いて、和咲はそう言うのが精一杯だった。
だが悠晴は、何度断られても藍に頼み込んでいた。
「でも、それから毎日来てくれてね。どうしてもって。」
そして昨日、藍は一度本人に聞いてみるわ。と承諾し、雷と霞に相談するとやはり本人にということになって今に至る。
「ねぇ和咲。私達は家族なの。血の繋がりが無くても家族なの。言わなくたって皆そう思ってるけど、言わなくちゃ分からないこともある。したいことがあるなら言って欲しい。」
目線を合わせて、途中涙声になりながら藍は言う。
「まず始めにお祭り行こ?花火見よ?あ、でも悠晴君誘ってくれてるんだし、一緒に行ってきたらどう?」
「か、考えてみる……」
たくさんの感情が渦巻いて、和咲はそう言うのが精一杯だった。