千紫万紅~君と見たい景色~
「この間、聞いちゃったんだ。それで皆に相談したの。」



藍を探しに行って和咲達の会話を聞いてしまった七穂は、和咲にもお祭りに行って欲しいと思ったのだ。



「行って来いよ!」


「そうだぜ、和咲姉!」



一護と五楼も後押しする。



「「デート、デート!!」」


「でーと?」


「悠晴兄とデート!」



八雲と九雲が言うと、意味が分からない六香は首をかしげ、意味が分かる二葉は嬉しそうに言う。



「確かに。デートしてきなさい。」


「そうよ、いい機会だしね。」


「小夜、十環来……目的変わってるから。でも行っておいで。」



デートを強調する2人に四朗は苦笑する。
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