千紫万紅~君と見たい景色~
「たこ焼きとフランクフルトが食べたい。」



「オッケー。買ってくるからちょっと待ってて。」



10分程で悠晴は戻ってきた。


両手には和咲のものとお茶以外に、焼きそばと唐揚げ・イカ焼きにトウモロコシがあった。



「お待たせ。俺が食いたいもの買ってきたから、萩野も食いたいものあったら言って。」


「ありがと。」



どれも出来立てで温かく、家で作った時よりもなんだか美味しいと和咲は食べながら思う。



「あ~美味かった。いつもより食べた気がする。」


「うん。美味しかった。」



結局、和咲は頼んだもの以外も食べたので、ほぼ半分こした状態だった。

悠晴も一人で食べれない量、つまり和咲が食べる前提で買ってきたので丁度良かったのだが。
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