千紫万紅~君と見たい景色~
それから2人は、風向きに注意しながらも腹ごなしとばかりに露店を回る。
金魚は飼えないので、スーパーボールすくいに挑戦。
和咲は器用に20個ほどすくい、お土産が出来たと喜ぶ。
次に射的の露店に行くと、何やら人だかり。しかも女子ばかり。
悠晴は嫌な予感がした。
「あ、霧谷。」
「やあ、萩野さん。それと悠晴。」
「やっぱりお前か、風馬。」
予感は当たり、囲まれていたのは刺子縞の濃い青の浴衣に紺の帯を締めた風馬だった。
「彼女達にせがまれてね。」
見たことがある顔もいれば、見たことがない顔もいる。
「ったく…。手当たり次第は程々にしろよ。」
「忠告ありがと。悠晴も楽しそうで何より。僕はもう終わったから譲るよ。さぁ行こうか、ハニー達!」
10人以上の大所帯で連れ立っていった。
金魚は飼えないので、スーパーボールすくいに挑戦。
和咲は器用に20個ほどすくい、お土産が出来たと喜ぶ。
次に射的の露店に行くと、何やら人だかり。しかも女子ばかり。
悠晴は嫌な予感がした。
「あ、霧谷。」
「やあ、萩野さん。それと悠晴。」
「やっぱりお前か、風馬。」
予感は当たり、囲まれていたのは刺子縞の濃い青の浴衣に紺の帯を締めた風馬だった。
「彼女達にせがまれてね。」
見たことがある顔もいれば、見たことがない顔もいる。
「ったく…。手当たり次第は程々にしろよ。」
「忠告ありがと。悠晴も楽しそうで何より。僕はもう終わったから譲るよ。さぁ行こうか、ハニー達!」
10人以上の大所帯で連れ立っていった。