千紫万紅~君と見たい景色~
「くじ引きもうした?」
「ううん。まだしてない。」
「絶対した方がいいわよ。景品結構良いのあったし、ハズレでも露店の割引券50円分くれるから。」
「ありがと。行ってみる。」
「じゃあねー☆」
和咲にだけ話しかけて行ってしまった。
「あいつら、完全に俺のこと無視しやがって…」
怒れる悠晴に、和咲は苦笑い。
目線を悠晴の奥に移すと、見知った顔を見つける。
「木山、あれ…」
「うん?」
和咲が指差す先には、小さいベンチに座り露店の全てであろう食べ物に囲まれている陽がいた。
今はたい焼きを食べている真っ最中。
特撮のお面を頭に被っているものの、服装はTシャツに半パンと普段着。
普段着なのは、浴衣だと帯を締めるのでたくさん食べれないから。
因みに去年も同じ理由で普段着だった。
「ううん。まだしてない。」
「絶対した方がいいわよ。景品結構良いのあったし、ハズレでも露店の割引券50円分くれるから。」
「ありがと。行ってみる。」
「じゃあねー☆」
和咲にだけ話しかけて行ってしまった。
「あいつら、完全に俺のこと無視しやがって…」
怒れる悠晴に、和咲は苦笑い。
目線を悠晴の奥に移すと、見知った顔を見つける。
「木山、あれ…」
「うん?」
和咲が指差す先には、小さいベンチに座り露店の全てであろう食べ物に囲まれている陽がいた。
今はたい焼きを食べている真っ最中。
特撮のお面を頭に被っているものの、服装はTシャツに半パンと普段着。
普段着なのは、浴衣だと帯を締めるのでたくさん食べれないから。
因みに去年も同じ理由で普段着だった。