エンドレス・ストーリー2
それより。




斗真はそう呟いて、雪乃を見た。






斗真<お客様が来てます。いつまで、その醜態を晒してるんです?>






雪乃<千明―――――――――>








斗真は頭を抱えた







斗真<あれが高見の長女です>







海たちは部屋から離れた。







サラ<完全に別人じゃねーか!>





海<雪乃さん、きびきびしたイメージがあったけどさ―――――――――>







斗真<姉さんは―――――――――>







<ちーちゃんが好きでたまらないんだよ!>





鮮やかな亜麻色の髪にピンクのシャツにデニムのスカートを纏っている少女が言った。







海<エリ―――――――――>







エリ<ヤホー、海ちゃん>






斗真<エリ、あなたがどうして―――――――――>





エリ<いいじゃん、いいじゃん!>







エリは笑った。






エリ<雪乃ちゃんはね、ちーちゃんが好きでたまらないの。海ちゃん、わかる?>






海<いわゆる、ブラコン?>








海はあっさりと言った。

















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