エンドレス・ストーリー2
★
聖なる泉の前にて。
海は泉の前にいた。
作戦会議の結果、
健斗<まだ力のある海くんが近づいてもらおうよ>
桐花<いざとなれば、転生できるものね>
リン<気をつけてね。――――――>
ということで、
海は泉の前にいた。
海<やるしかない!>
海は歩き出した、
★
清らかな泉の前に、
ゴシック系のケープを纏った四人はいた。
<姫君と思ったぞ>
四人で一番背が高い奴は呟いた。
海<悪かったな、オレで>
<悪くないさ>
海<ありがとうな。オレは水沢海>
<よろしく――――――>
海<んで、お前らなにもん?>
海は尋ねた。
<誰だと思う?>
<とぼけんなよ、松下一族>
海は淡々と言った。
何事もないように言った。