エンドレス・ストーリー2






聖なる泉の前にて。





海は泉の前にいた。





作戦会議の結果、




健斗<まだ力のある海くんが近づいてもらおうよ>




桐花<いざとなれば、転生できるものね>






リン<気をつけてね。――――――>





ということで、





海は泉の前にいた。






海<やるしかない!>







海は歩き出した、






清らかな泉の前に、




ゴシック系のケープを纏った四人はいた。





<姫君と思ったぞ>




四人で一番背が高い奴は呟いた。






海<悪かったな、オレで>






<悪くないさ>





海<ありがとうな。オレは水沢海>






<よろしく――――――>







海<んで、お前らなにもん?>







海は尋ねた。






<誰だと思う?>







<とぼけんなよ、松下一族>







海は淡々と言った。






何事もないように言った。
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