エンドレス・ストーリー2
<どういうことだ?>





海<機械的にしゃべっても、わかるよ>






<そうか?>







海<だからさ、>







海はブレスレットに手を添えた。







海<茶番はやめて、かかってこいよ。松下一族!>





海が言うと、






<猿芝居もここまでか――――――>





渋い声が響いた。





四人はケープを取った。






四人は、




がっしりとした、体格のいい男と






緋色の髪の少女、





中性的な少年、





紫陽花色の着物を纏った少女、







見間違えることない。






松下一族がそこにいた。





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