エンドレス・ストーリー2
そこには、
おびただしい量の血液が―――森林や地面を紅く染めていた。
健斗<な―――――――――>
桐花<あまり、気がすすまないけれど>
桐花ちゃんは血液に触れる。
桐花<―――!>
健斗<読めた?>
桐花<奥だわ!ひどい!>
桐花ちゃんは感情を露にしていた。
桐花<行きましょうか!>
健斗<そうだね>
僕らは進んだ。
★
桐花<ひどい―――――――――>
桐花ちゃんは呟いた。
当然だろう。
森林や地面は血液で染められていた。
グロテスクでしか、ない。
桐花<健斗――――――!>
桐花ちゃんは呟いた。
健斗<何?>
桐花<見て!>
桐花ちゃんは指を指した。
そこには―――――――――――――――