エンドレス・ストーリー2

そこには、



おびただしい量の血液が―――森林や地面を紅く染めていた。




健斗<な―――――――――>




桐花<あまり、気がすすまないけれど>






桐花ちゃんは血液に触れる。




桐花<―――!>






健斗<読めた?>






桐花<奥だわ!ひどい!>






桐花ちゃんは感情を露にしていた。






桐花<行きましょうか!>





健斗<そうだね>





僕らは進んだ。







桐花<ひどい―――――――――>





桐花ちゃんは呟いた。





当然だろう。





森林や地面は血液で染められていた。




グロテスクでしか、ない。





桐花<健斗――――――!>





桐花ちゃんは呟いた。






健斗<何?>





桐花<見て!>





桐花ちゃんは指を指した。






そこには―――――――――――――――
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