エンドレス・ストーリー2
桐花ちゃんは少年の首と胸元に触れる。



桐花<すごく、痩せてるわ>




健斗<桐花ちゃん、保健室!>





桐花<あたしはさすがにムリ。健斗が抱えて>





健斗<りょーかい>





僕は少年を担いだ。




――――――本当だ。




背丈は170センチ以上なのに、身体は反比例して、おそらく細かった。







保健室にて。



僕と桐花ちゃんは、少年の血を止めたりした。






桐花<これで、オッケーね>







桐花ちゃんは少年をベッドに寝かせた。





やがて、




<―――――――――――――――?>




男の子が目覚めた。




<――――――――――――?>



少年は無表情で、ここや僕らを見た。




健斗<大丈夫?>




僕は尋ねた。




しかし、本当にすごく、綺麗な男の子だ。




目は恐ろしいほど真っ黒。




顔立ちは、やっぱり綺麗だ――――――





そんな少年は何かを悟ったらしく、






<―――――――――――――――!>





突然、無表情が激しい表情に変わった。
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