エンドレス・ストーリー2
桐花<―――――――――!>




あたしは思う。



何者?



健斗<ハヤテだ>




僕は呟いた。




<――――――――――――?>





少年は怪訝そうな視線で見る。






健斗<僕、君のことをハヤテってよぶよ!>






<――――――――――――?>






少年はスタスタと歩き出した。





<――――――――――――――――――>






少年は、僕の知らない所で、少しだけ、笑っていた。




少年――――――ハヤテって、すごく、分かりにくい。




そうではなく、非常に掴みにくいと思った。








桐花<おかえりなさい~!>






桐花ちゃんが食堂にいた。





健斗<ただいま>





桐花<彼もいるのね>






健斗<居場所がないっぽいもん。ねー.ハヤテ>






桐花<ハヤテ―――――――――?>






桐花ちゃんは絶句していた。


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