エンドレス・ストーリー2
<―――――――――――――――>




何かを呟き、ハヤテも落ちた。





健斗<――――――――――――!>





僕らは――――――





そのまま落下した。







いつまで、寝ていたんだろう。





僕は桐生院の保健室のベッドで眠っていた。






そして、




僕の隣では――――――






ハヤテが茫然とした表情で、僕を見ていた。






健斗<――――――ハヤテ?>





僕は呟いた。





<た――――――>







声がした。




健斗<え―――――――――?>






<よかった―――――――――>




今度は、






<よかった!>





凛とした、でも優しい声が――――――





それがハヤテの声だとに気づいた。







健斗<――――――――――――>








<生きてて、よかった>








健斗<――――――――――――>







<生きてて、よかった!須藤健斗!>








ハヤテは叫んだ。
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