エンドレス・ストーリー2


海<ここ―――――――――>



海とサラは歩いていた。



サラ<ハヤテがどこにいるかわかんないじゃん>




海<何か魔力の気配がするんだよなぁ>





その時だった。





こちらを巻き込むほどの暴風が轟いたのは、





海<―――――――――!>




サラ<ハヤテだ!>




海とサラはそこに向かった。





そして、





ハヤテの姿を見た。





海<ハヤテ―――――――――!>





サラ<誰か――――――>





<誰かいます?>




サラの言葉を誰かが紡ぐ。






海<―――――――――!>





海は咄嗟に日本刀を呼び出した。





<いますね?>





少女の声だった。



そして、



ハヤテ<海と――――――サラ?>





ハヤテが二人を見た。




<満月ですねぇ>





少女は言った。





<<―――――――――――――――!>>





海とハヤテは絶句した。



目の前には、流麗なお社があった、




<ごきげんよう>





少女は月に照らされた。





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