エンドレス・ストーリー2
海はとりあえず、自分のを含め、運ぶことにした。
海<わりと重いな>
海は呟いた。
その時だった。
<おい>
突然、声をかけられた。
海は振り向いた。
そこには、
闇の閉じ込めたような漆黒の髪にエメラルドの鮮やかな瞳の少年だった。
少年は黒と赤が中心の服を着ていた。
海<――――――――――――――――――?>
<ちょっといい?>
少年は海に尋ねた。
海<いいですけど―――――――――>
<ありがと。少し迷ってたんだよ。人が多いだろ?>
少年は言った。
海<どこに行くんですか?>
<沖縄。荷物の手続きする所を迷ったんだよ>