花と緋色
「ただいま。」
そう言って入った。
其処には誰もいない。
まるで生活感を感じない。
手洗い場や少し湿気が残る風呂場が住人の存在を感じる。
掃除は一応しているようで、埃はない。
シエリアは自分の部屋に行く。
その部屋は可愛らしく、生活感を感じない他の部屋とはまるで違う。
天蓋付きのベットで眠る。
まだ、日は高い。
しかし、寝息を立てて寝てしまった。
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