吸血鬼に誘拐された場合。
魔界にはおかしな物がたくさんあって見飽きることは早々ない。どんなものにも目移りしてしまう。

「ねね、ギルたんギルたん。夢魔のエキスってなに・・・・・・ってあれ?」

後ろを振り返るとそこにギルはいなかった。

周りを見渡せば見慣れない景色が広がっている。

これは・・・

「はぐれ・・・「おじょーさんっ♪」ジャグジィィィィィィ!!!!」

「(・・・ジャグジー?)」

え、え、え、え。だだだだ誰!!

私の横からひょこっと顔を覗かせたのは・・・

「・・・誰?」

知らない人(?)だった。
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