もしも…
その日の帰りに
結愛に、進路について…聞いた…

過去の俺は進路について結愛と話したことなんてなかった…

この話になると不機嫌になり結愛の話をまともに聞いてやってなかったんだ


あの当時の俺には結愛が全てで、
結愛も当たり前にこの地元で就職して
そして結婚して…なんて勝手に思っていたから…

県外に受験しにいった結愛にやり場のない 怒りをぶつけてしまったんだ…

俺だけ取り残されるみたいで…

結愛が遠い存在な気がしたんだ…

俺だけが…っていつも思って悲しくて切なくて結愛は俺と離れてもなんともないんだと…俺はこんなにも苦しいのに…
なんて思って…

本当は当時も薄々気がついていた…
結愛の辛い顔…

俺が他の子と一緒にいると…

泣きそうな顔していたんだ…

でも、俺は気にしてない振りをして…

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