もしも…
そして、
夏休み最後の日
結愛に

『結愛、俺、結愛と離れたくない…
恥ずかしいけど…
俺は結愛が思っているほど…強くない…
結愛が一緒にいないと無理なんだ…
辛いんだよ…
だから、やりたいこと見つけに大学、行くよ!!結愛と一緒の県に!!』
って言うと

なぜか結愛は涙を流して微笑んで…
『直…
知ってるよ…直が強がりで、誰よりも寂しがり屋で意地っ張りだってこと…

なのに私は勝手に自分だけが将来を決めて…直になにも話さないでいた…ごめんね何も相談せずに…
私、別れたくなくて…そう思って…
直にちゃんと向き合わなくちゃって…
ずっと思ってたの…でも、今になって…ごめんね!それと、ありがとう!
私は直とこれからも一緒にいられるんだよね…』

て…

なんかわかんねーけど結愛が俺たちの結末を知っている、気がしたんだ…

『結愛!!俺がお前と離れたくないんだ…
辛くなりたかないんだ…
受験までこれから必死に勉強するから!!お前は俺の隣でいつも通になっ!!』
って笑うと

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