もしも…
入江は…

それでも…
『どうして…私魅力ないかなぁ』
って俺にすりよってきて…
胸元に顔をつけてきて…

俺は
『魅力とかそんなんじゃねーよ』
って入江の肩を両手で掴んで…
自分から離して…

『俺は結愛を愛してるんだ…
他には何も要らないよ…
そんな男の二番になったってあんた幸せじゃねーだろ!!』
っていった

そしたら入江はいきなり…俺の口にキスをして…しかも舌までいれてきて…

動揺した俺をマットに押し倒してきて…
甘い顔して…
『お願いします…
私好きで、どうしようもないの…
好きじゃなくてもいいから…
今日だけでいいから…
抱いて…』

って言うとそのまま…ブラウスのボタンをはずし始めた…

俺は我に返って…
『やめろ…
そんなことしてもお前はなんも特にならねーよ…』

入江は涙目で…
『どうして…どうして…青木さんじゃなきゃダメなの!?』

俺が
『結愛は俺の特別なんだ…誰にも結愛の代わりはできねーよ』
って静かに言うと

入江は
表情に敵意のようなものを浮かべて…
『わたかった…後悔させてやるから!!私にこんな惨めな思いさせてただですむと思わないでね…』
って笑った…

よくわかんねーけどすごい…嫌な予感がするんだ…
< 24 / 120 >

この作品をシェア

pagetop