もしも…
結愛side


一日ぶりの学校

なんの代わりもなく…直と過ごす…

私たちの携帯にはお揃いのストラップが、揺れていた…

その日の放課後…
あまり話したことのなかった
入江さんに話があると呼ばれて…
『直、ごめん今日は先に帰ってて…』
とだけいい教室をでた…

そして屋上に向かう螺旋階段にいった
そのちょうど真ん中辺りに、入江さんがいて…
『ごめんね…遅くなって…
話って何?』
って聞くと
入江さんは、
『えっ!?まだ、直人くんから聞いてないの!?私たちのこと!』
って言われ…

私はなんのことかわからずに…
『えっ!?何?』
って聞く

入江さんは、申し訳なさそうに
『私たち付き合うことになったから…
ごめんね青木さん…』
っていったと思ったら…思いっきり…
突かれて…
私は螺旋階段を転がり落ちていった…
途中までは記憶がある…

悲しむ暇さえなくて…
涙も出なかった…

ただ怖かった…
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