もしも…
家を出て三時間やっと病院についた…

直人のお母さんが駆け寄ってきて…
『七海(なみ)ごめんね!!こんな時間に…心配かけて…一人じゃ不安で…
結愛ちゃんもありがとうね!!』
って

なみは、私のお母さんの名前、
おばちゃんとお母さんは、親友だから
お互いの子に何かあれば、お互いが心配しあってる…

『いいのよ!!留美子!!
私にとっても大切な息子に変わらないんだから!!

で、どう?様態は?』

って母さんがおばちゃんを支えながら訪ねた…
私もそこが気になっていた…

『今は麻酔で寝てる…
体は大丈夫みたいなの…でも、頭を強く打ったみたいで…記憶がどうかわからないんだって…』

おばちゃんは不安そうだった…

母さんは
おばちゃんの手を摂り
『大丈夫よ留美子!!私たち今日はここにいるから!!結愛も心配だろうからね』
って私を見た

私は唇を噛み締めた…

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