君さえいれば
「あ、あのね、移動教室一緒に行ってもいいかな?」
「えっ?あっ、うん。いいよ、一緒に行こう」
律夏に誘われて移動教室に一緒に行くことになった。何か言われるかなと思ったんだけど意外に何も言われなかったな。
とりあえず黒板を消すからそれだけは待ってねと声を掛けて届く範囲から黒板消しを再開した。
「あ、あのね、遠間さんって遠野くんと付き合ってるの?」
後ろから聞こえてきたか細いでも確実な言葉。やっぱり、やっぱりそうか。あたしの勘は間違っていなかった。
彼女は遠野が好き。だから、遠野と仲良しなあたしが目障りなんだ。
「えっ?あっ、うん。いいよ、一緒に行こう」
律夏に誘われて移動教室に一緒に行くことになった。何か言われるかなと思ったんだけど意外に何も言われなかったな。
とりあえず黒板を消すからそれだけは待ってねと声を掛けて届く範囲から黒板消しを再開した。
「あ、あのね、遠間さんって遠野くんと付き合ってるの?」
後ろから聞こえてきたか細いでも確実な言葉。やっぱり、やっぱりそうか。あたしの勘は間違っていなかった。
彼女は遠野が好き。だから、遠野と仲良しなあたしが目障りなんだ。