君さえいれば
「・・・律夏、昨日遠野を呼んだのは律夏だよね?遠野から聞いたんだけど『美月が危険だから今すぐ3組の教室に行って』って言ったの本当?安藤くんは律夏に頼まれたって言ってたんだけど」
律夏は手で涙の瞳を覆い蹲った。あたしも同じ目線になるように腰を落として律夏の頭を撫でた。
「律夏を責めてるわけじゃない。はっきり言ってあたしも律夏を完全に信用してたわけじゃない」
「・・・ごめんなさい」
「あたし、律夏は遠野が好きなんだと思ってた。だから、あたしが目障りでだからあんな風に安藤くんを薦めたり安藤くんにあんなことさせたんだってそう思うくらい、律夏のこと信用できてなかった。ごめん」
「ううん。間違ってない。私が美月をハメたの」
律夏は手で涙の瞳を覆い蹲った。あたしも同じ目線になるように腰を落として律夏の頭を撫でた。
「律夏を責めてるわけじゃない。はっきり言ってあたしも律夏を完全に信用してたわけじゃない」
「・・・ごめんなさい」
「あたし、律夏は遠野が好きなんだと思ってた。だから、あたしが目障りでだからあんな風に安藤くんを薦めたり安藤くんにあんなことさせたんだってそう思うくらい、律夏のこと信用できてなかった。ごめん」
「ううん。間違ってない。私が美月をハメたの」