君さえいれば
「よしっ、遠野。書けたよ」
顔を上げても視界には遠野がいない。キョロキョロと辺りを見渡すと・・・いた。1番端の席で遠野が寝てる。
もう、人が一生懸命日誌を書いてるのになんで寝てるかな。
立ち上がって遠野に近づく。
そっと音を立てないように。
へえ。遠野の顔をちゃんと見たのはじめてかも。いつもは見上げるだけだからこうやって目の前から見下ろすと新鮮。
あたしの目に映る遠野はいつも仏頂面に見えてた。あたしが長く見上げられないからそう見えてただけで本当は優しい顔をしてるんだ。
少しだけ垂れ目。まつ毛長いんだ。髪の毛陽に当たるとオレンジになるんだね。
顔を上げても視界には遠野がいない。キョロキョロと辺りを見渡すと・・・いた。1番端の席で遠野が寝てる。
もう、人が一生懸命日誌を書いてるのになんで寝てるかな。
立ち上がって遠野に近づく。
そっと音を立てないように。
へえ。遠野の顔をちゃんと見たのはじめてかも。いつもは見上げるだけだからこうやって目の前から見下ろすと新鮮。
あたしの目に映る遠野はいつも仏頂面に見えてた。あたしが長く見上げられないからそう見えてただけで本当は優しい顔をしてるんだ。
少しだけ垂れ目。まつ毛長いんだ。髪の毛陽に当たるとオレンジになるんだね。