君さえいれば
顔を赤らめて頷く律夏。可愛いな、もう。でもその顔はどんどんと切ない表情に変わっていった。
「でもね、その人は大人だから私なんか相手にしてもらえないかもしれない。だから、遠野くんと美月が羨ましいな。あんな風に楽しそうに笑いあえて。どっちから好きだって言ったの?」
「えっ?いや、じ、実はね、あたしも遠野もそんなことは一切言ってないんだ。聞かれたら否定も肯定もしないけど」
「えーっ!!何それ?確定な言葉を交わしてないってこと?」
「うん。でも、あたしは遠野が好きだし、きっと遠野もあたしを好きでいてくれてる・・・はず」
「いいの?美月はそれでいいの?今はそれでいいかもしれない。でも、私たち春には卒業しちゃうんだよ」
「でもね、その人は大人だから私なんか相手にしてもらえないかもしれない。だから、遠野くんと美月が羨ましいな。あんな風に楽しそうに笑いあえて。どっちから好きだって言ったの?」
「えっ?いや、じ、実はね、あたしも遠野もそんなことは一切言ってないんだ。聞かれたら否定も肯定もしないけど」
「えーっ!!何それ?確定な言葉を交わしてないってこと?」
「うん。でも、あたしは遠野が好きだし、きっと遠野もあたしを好きでいてくれてる・・・はず」
「いいの?美月はそれでいいの?今はそれでいいかもしれない。でも、私たち春には卒業しちゃうんだよ」