君さえいれば
「ねえ、遠野は何が見たい?」




「んーとりあえず、お前に合わせるよ。小学生の子守の鉄則だろ?」




「バーカ。じゃああたし、ペンギンが見たい」




遠野の手をあたしから掴んでさりげに繋ぐ。離されるかななんて不安にもなったけどそのまま繋いだまま水族館を楽しんだ。




「遠間、あのベンチに座らないか?」




とりあえず水族館を楽しんで、お昼ご飯を一緒に食べてまた手を繋いでブラブラとお土産を見た後、



少し歩いた場所に小さな公園があってあたしたちはそこに座ることにした。
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