君さえいれば
えっ?あたしの勘違い?好きな人じゃなかったんだ。良かった。じゃない。



東京、遠野が東京に・・・行く。




「向こうの大学でやりたいことがあってさ、それで大学は向こう受けるって決めた。だからさ、そろそろ大事なこと、お前に話したいと話したい思ったんだけど・・・やっぱり俺たちがこの関係を変えるのは卒業式かなって思ってんだ。だからさ、まだ卒業式まではお互いこのままでいないか?その代わり、卒業式に俺の3年間の思いをお前に伝えるから」





「遠野・・・。うん。あたしも遠野とまだこの関係でいたい。でも、卒業式にはあたしもちゃんと伝える。だからお互い自分の道に進むために頑張ろうね」




「おう。苦手な理数を頑張って選んだ可愛い美月ちゃんに負けねえようにしっかり、向こうの大学受かってやるよ」
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