君さえいれば
「バカ、バカ遠野。マフラー返せなかったよ」
マフラーを抱きしめてとうとう涙が堪えきれなくなった。こんなに泣いたのはいつぶりだろ。
「遠野、良かったね。無事に東京行き決まってさ。あーっあたしたち明日で卒業なんだね」
「なあ?覚えてる?俺が言ったこと」
「覚えてるよ。明日だよね?あの公園であたしたち・・・」
「明日はさ、それだけじゃないから」
「えっ?」
「ちゃんとキスするから」
「バ、バカ!!そんなのは宣言しなくてもいいでしょ!もうバカ、バカ。遠野のバカ」
「するから。ちゃんと。だから覚悟してきて」
「・・・そんなの・・・言わないでよ」
マフラーを抱きしめてとうとう涙が堪えきれなくなった。こんなに泣いたのはいつぶりだろ。
「遠野、良かったね。無事に東京行き決まってさ。あーっあたしたち明日で卒業なんだね」
「なあ?覚えてる?俺が言ったこと」
「覚えてるよ。明日だよね?あの公園であたしたち・・・」
「明日はさ、それだけじゃないから」
「えっ?」
「ちゃんとキスするから」
「バ、バカ!!そんなのは宣言しなくてもいいでしょ!もうバカ、バカ。遠野のバカ」
「するから。ちゃんと。だから覚悟してきて」
「・・・そんなの・・・言わないでよ」