秘密戦隊とホームレス宇宙人
「恐らく…ガウデスに帰るだろう。奴らの目的はあの惑星全土の支配だからな。しかし、レッドが見つかってしまったら、地球も危ない。奴らがパープルのベルト以外も強力だと知ったら、私達を倒そうとするかもしれん」


「そうよね…クロちゃんのベルトが狙われてたしね…」


「レッドが洗脳されたら、ガウデスに戻る前に、地球でレッドの能力を試していくかもしれん…。レッドが強くなっていたら危険だ…。そうなったら…」



「日本は滅びるかもしれん」



ハカセの言った言葉に、俺達は頷いた。


俺達は、ガウレンジャーだ。

地球を救うために選ばれた戦士。

ガウレンジャーのブラックとして、自分に出来ることは何かって、考えた。


吸引力を上げて、奴らからベルトを奪うだけだ。

もう時間がない。


「ハカセ!鍛えてください!」

俺は気付くとハカセにそう言っていた。

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