秘密戦隊とホームレス宇宙人
「あのね、他にも安いキャバクラならあっから、そっちに行きなよ!」
「こ、ここじゃないとダメなんだ」
ハカセも必死に食い下がる。
「日雇いでもなんでもしてからうちの店に来たらいいじゃん!さぁ、帰った帰った」
ボーイはハカセを入り口まで押し戻した。
「ま、待ってくれ……30分…いや、15分でいいから!頼む…!」
ハカセはその場に土下座をした。
「困るよ~。おじさん…俺より歳いってんだからさぁ」
そう言うボーイのズボンの裾を、ハカセは必死に掴んでいた。
「顔、上げなよ」
ボーイに言われ、ハカセは顔を上げる。
「目当ての娘でもいるの?」
ボーイの問いに、ハカセは真っ直ぐな眼差しで答える。
「桃子って娘だ」
「桃子さんね…。15分なんて…ろくに喋れねーよ?」
「それでも構わん!頼む」
ハカセがそう言うと、ボーイはため息混じりで首を横に振った。
「……たったの15分間、くっちゃべってもつまんねーと思うからさ……30分いなよ」
「え…?」
ボーイの言葉にハカセは驚いた。
「いいのか?」
「ああ」
「鈴木さん…いいんですか?」
もう一人のボーイも驚いて訊いた。
「ああ。店長にはナイショな!じゃ、お客様、案内致します!」
そう言って背の高いボーイは、笑顔でハカセを席に案内した。
「こ、ここじゃないとダメなんだ」
ハカセも必死に食い下がる。
「日雇いでもなんでもしてからうちの店に来たらいいじゃん!さぁ、帰った帰った」
ボーイはハカセを入り口まで押し戻した。
「ま、待ってくれ……30分…いや、15分でいいから!頼む…!」
ハカセはその場に土下座をした。
「困るよ~。おじさん…俺より歳いってんだからさぁ」
そう言うボーイのズボンの裾を、ハカセは必死に掴んでいた。
「顔、上げなよ」
ボーイに言われ、ハカセは顔を上げる。
「目当ての娘でもいるの?」
ボーイの問いに、ハカセは真っ直ぐな眼差しで答える。
「桃子って娘だ」
「桃子さんね…。15分なんて…ろくに喋れねーよ?」
「それでも構わん!頼む」
ハカセがそう言うと、ボーイはため息混じりで首を横に振った。
「……たったの15分間、くっちゃべってもつまんねーと思うからさ……30分いなよ」
「え…?」
ボーイの言葉にハカセは驚いた。
「いいのか?」
「ああ」
「鈴木さん…いいんですか?」
もう一人のボーイも驚いて訊いた。
「ああ。店長にはナイショな!じゃ、お客様、案内致します!」
そう言って背の高いボーイは、笑顔でハカセを席に案内した。