秘密戦隊とホームレス宇宙人
「間に合ったー!ギリギリ!」
磯貝耕平はタイムカードを押して、急いで制服に着替えた。
彼はいつもギリギリに到着する。
そして俺たちは店内に出ると、美沙ちゃんと内藤と交代した。
「おつかれー」
「あ、やったー。上がれるー」
内藤がはしゃいでいる。
内藤は早く上がっていいよ。美沙ちゃんはもっといて欲しいところだけど。
「じゃあ、お先に失礼します」
「はぁーい。帰り気を付けてね」
美沙ちゃんには笑顔で愛想よく返した。
「じゃあ、後は頑張って下さいね」
「…ああ」
内藤には、少し素っ気無い態度だったかもしれない。
「なんか、美沙ん時と態度が違うんだけど…。ヒドくない?」
「気のせいでしょー」
美沙ちゃんがフォローしてくれてる。
ちょっとあからさま過ぎたか?
「内藤、ガンバッ!」
と言った磯貝に、内藤は、
「ありがとうございます」
と笑顔だった。
そんな中番と遅番が交じり合う時間が好きだった。
バイトが始まり、二人で力を合わせて品出し、検品を終わらせると、休憩に入る。
一人はレジ、もう一人は休憩室で待機。
磯貝が先に休憩に入って、俺がレジにいた時のことだった。
一人のキャバ嬢らしき女性が、買い物に来た。
この辺りにキャバクラはないし…仕事帰りか。
その女性は、ウコンの入ったドリンクだけを手に取ると、一直線にレジに向かって来た。
―ピッ
「200円になりま…」
その女はすぐさま、ピン札の壱万円を出してきた。
小銭は持ち合わせていませんってか…。
「お先に大きい方9千円と……800円のお返し…です」
と、言いながらも、俺はお金のほうは見ずに、その女の開いた胸元ばかり見ていた。
無愛想な態度で女はお釣りを受け取る。
営業中の態度とどれだけ違うのか、見比べたいものだ。
―ジャッ
女はお釣りのジャリ銭は全て、レジ横にある募金箱に突っ込んだ。
お札以外は要りませんってか…。
いい奴なのか悪い奴なのかわかんねぇな。
―その時だった。
店内に不審な男が入ってきた。
磯貝耕平はタイムカードを押して、急いで制服に着替えた。
彼はいつもギリギリに到着する。
そして俺たちは店内に出ると、美沙ちゃんと内藤と交代した。
「おつかれー」
「あ、やったー。上がれるー」
内藤がはしゃいでいる。
内藤は早く上がっていいよ。美沙ちゃんはもっといて欲しいところだけど。
「じゃあ、お先に失礼します」
「はぁーい。帰り気を付けてね」
美沙ちゃんには笑顔で愛想よく返した。
「じゃあ、後は頑張って下さいね」
「…ああ」
内藤には、少し素っ気無い態度だったかもしれない。
「なんか、美沙ん時と態度が違うんだけど…。ヒドくない?」
「気のせいでしょー」
美沙ちゃんがフォローしてくれてる。
ちょっとあからさま過ぎたか?
「内藤、ガンバッ!」
と言った磯貝に、内藤は、
「ありがとうございます」
と笑顔だった。
そんな中番と遅番が交じり合う時間が好きだった。
バイトが始まり、二人で力を合わせて品出し、検品を終わらせると、休憩に入る。
一人はレジ、もう一人は休憩室で待機。
磯貝が先に休憩に入って、俺がレジにいた時のことだった。
一人のキャバ嬢らしき女性が、買い物に来た。
この辺りにキャバクラはないし…仕事帰りか。
その女性は、ウコンの入ったドリンクだけを手に取ると、一直線にレジに向かって来た。
―ピッ
「200円になりま…」
その女はすぐさま、ピン札の壱万円を出してきた。
小銭は持ち合わせていませんってか…。
「お先に大きい方9千円と……800円のお返し…です」
と、言いながらも、俺はお金のほうは見ずに、その女の開いた胸元ばかり見ていた。
無愛想な態度で女はお釣りを受け取る。
営業中の態度とどれだけ違うのか、見比べたいものだ。
―ジャッ
女はお釣りのジャリ銭は全て、レジ横にある募金箱に突っ込んだ。
お札以外は要りませんってか…。
いい奴なのか悪い奴なのかわかんねぇな。
―その時だった。
店内に不審な男が入ってきた。