秘密戦隊とホームレス宇宙人
「―金を出せ!!」
黒のフルフェイスのヘルメットをかぶった男は、そう叫びながら包丁を突き出して近づいてくる。
「早く出せ!ありったけ出せ!」
俺は突然のことに体が固まってしまった。
「早くしろぉぉ!」
「は、はい」
まさか強盗が来るなんて。テレビの中だけだと思っていた。
俺はレジを開けて、札を取った。
しまった…。そんなにお金が入っていない。
さっき、数万円抜いて金庫に入れたちゃったから、少ないぞ。
強盗に備え、大金は置いておかないようにしているんだ。
俺はありったけの札を差し出した。
これで許してもらえるか…?
「…それしかないのかよ!?もっとあるだろう!」
「…い、今はこれしか…」
「もっと出せよコラァ!!」
逆に怒りを買ってしまった。
男は周りを見渡すと、入り口付近で硬直していたキャバ嬢に近づいた。
「金持ってこねえとこの女刺すぞ!」
「キャッ!いやっ」
キャバ嬢が男に捕まってしまった。
なんて事だ!
「ちょ、ちょっと待って下さい。僕、バイトなんで…」
「店長呼んで来いよ!」
「店長…いるかな?―店長~。店長~」
俺は言われるがまま、さり気なく事務所の中に入った。
店長はいないが、磯貝がいるはず。
中で磯貝は寝ていた。
「おい!起きてくれ!店長!」
俺は磯貝を叩き起こす。
「んあ?もう交代か?」
磯貝は寝ぼけている。
「違ぇよ!強盗が来てるんだよ!なんとかしてくれよ。店長!」
「俺店長じゃねーし。お金渡せばいいじゃん」
「レジにあった奴じゃ納得しないんだよ…。しかも女の人が人質に取られてる」
「マジかよ…!…金庫は開けられないしな…。どうするか…」
「とりあえず、店長が行ってきてくれよ」
「俺、店長じゃねぇし!…でも、女の人が捕まってるんだよな?ヤバくね?」
「ああ。美人だ」
黒のフルフェイスのヘルメットをかぶった男は、そう叫びながら包丁を突き出して近づいてくる。
「早く出せ!ありったけ出せ!」
俺は突然のことに体が固まってしまった。
「早くしろぉぉ!」
「は、はい」
まさか強盗が来るなんて。テレビの中だけだと思っていた。
俺はレジを開けて、札を取った。
しまった…。そんなにお金が入っていない。
さっき、数万円抜いて金庫に入れたちゃったから、少ないぞ。
強盗に備え、大金は置いておかないようにしているんだ。
俺はありったけの札を差し出した。
これで許してもらえるか…?
「…それしかないのかよ!?もっとあるだろう!」
「…い、今はこれしか…」
「もっと出せよコラァ!!」
逆に怒りを買ってしまった。
男は周りを見渡すと、入り口付近で硬直していたキャバ嬢に近づいた。
「金持ってこねえとこの女刺すぞ!」
「キャッ!いやっ」
キャバ嬢が男に捕まってしまった。
なんて事だ!
「ちょ、ちょっと待って下さい。僕、バイトなんで…」
「店長呼んで来いよ!」
「店長…いるかな?―店長~。店長~」
俺は言われるがまま、さり気なく事務所の中に入った。
店長はいないが、磯貝がいるはず。
中で磯貝は寝ていた。
「おい!起きてくれ!店長!」
俺は磯貝を叩き起こす。
「んあ?もう交代か?」
磯貝は寝ぼけている。
「違ぇよ!強盗が来てるんだよ!なんとかしてくれよ。店長!」
「俺店長じゃねーし。お金渡せばいいじゃん」
「レジにあった奴じゃ納得しないんだよ…。しかも女の人が人質に取られてる」
「マジかよ…!…金庫は開けられないしな…。どうするか…」
「とりあえず、店長が行ってきてくれよ」
「俺、店長じゃねぇし!…でも、女の人が捕まってるんだよな?ヤバくね?」
「ああ。美人だ」