秘密戦隊とホームレス宇宙人
「―ふ、二人を連れてきたのか!?」
翌日、俺の突然の行動にハカセは戸惑っていた。
「はい、磯貝は洗脳されてました。そしてその彼女は、洗脳された磯貝を見ています。彼らにもこの事を話していいと思うんです。敵の情報もつかめるかもしれません」
「しかしだな……ベルトの秘密はあまり漏れると…」
「現にレッド鈴木はベルトの秘密を知ったまま野放しじゃないですか!それにもう玄関の前まで来てます!」
俺は強くハカセに訴えた。
「わ、わかったよ。怒鳴ることないじゃないか」
ハカセはわかってくれたようだ。
「いいんですね!じゃあ入れまーす」
俺は笑顔で玄関を開けた。
玄関前にいた二人は、並んではいるものの、二人の間に少し距離がある気がした。昨日の今日だから、それも仕方ないのだが。
「お待たせ~!二人とも上がって」
「お、おう」「お邪魔します…」
―ガルルルル
「うあっ」「虎!?」
案の定、玄関に入ってすぐのトラ子に二人は驚いた。
「あ、気にしないで。猫だよ。洋種だからでかいけど」
「マジ?」
「え…?虎の気がする」
「さあ、どうぞ」
スリッパを履きながら、磯貝がこう呟く。
「実家をやめて、こんなとこに引っ越したんだ…」
「ま、まぁな」
俺は二人をリビングに通し、そこには桃子さんと涼平もいて、全員が集まったところで二人を紹介した。
「彼が、洗脳されていた…磯貝です。もう、大丈夫なんだよ…な?磯貝?」
「はい、もうすっかり解けたんで、安心してください」
磯貝はそう言って一礼した。
翌日、俺の突然の行動にハカセは戸惑っていた。
「はい、磯貝は洗脳されてました。そしてその彼女は、洗脳された磯貝を見ています。彼らにもこの事を話していいと思うんです。敵の情報もつかめるかもしれません」
「しかしだな……ベルトの秘密はあまり漏れると…」
「現にレッド鈴木はベルトの秘密を知ったまま野放しじゃないですか!それにもう玄関の前まで来てます!」
俺は強くハカセに訴えた。
「わ、わかったよ。怒鳴ることないじゃないか」
ハカセはわかってくれたようだ。
「いいんですね!じゃあ入れまーす」
俺は笑顔で玄関を開けた。
玄関前にいた二人は、並んではいるものの、二人の間に少し距離がある気がした。昨日の今日だから、それも仕方ないのだが。
「お待たせ~!二人とも上がって」
「お、おう」「お邪魔します…」
―ガルルルル
「うあっ」「虎!?」
案の定、玄関に入ってすぐのトラ子に二人は驚いた。
「あ、気にしないで。猫だよ。洋種だからでかいけど」
「マジ?」
「え…?虎の気がする」
「さあ、どうぞ」
スリッパを履きながら、磯貝がこう呟く。
「実家をやめて、こんなとこに引っ越したんだ…」
「ま、まぁな」
俺は二人をリビングに通し、そこには桃子さんと涼平もいて、全員が集まったところで二人を紹介した。
「彼が、洗脳されていた…磯貝です。もう、大丈夫なんだよ…な?磯貝?」
「はい、もうすっかり解けたんで、安心してください」
磯貝はそう言って一礼した。